7月最終週は、AI・DX関連の展示会や業界レポートから、「生成AIを試す段階」から「業務に組み込む段階」へと市場が移行していることが鮮明になりました。イベント業界においても、AIは企画や運営を支える実務ツールとして活用が進みつつあります。

AI展示の主役は「業務で使えるAI」へ

今週開催されたAI/DX 営業・マーケティング展 2026 夏イプロスAI 2026 夏展では、営業・マーケティングだけでなく、社内情報を活用する生成AIやAIエージェント、チャットボット、AIガバナンスなど、実務に直結するソリューションが数多く紹介されました。

単なるAIツールの紹介ではなく、

  • 自社データとの連携
  • AIエージェントによる業務自動化
  • 導入相談・デモ体験

など、「明日から使える」ことを重視した展示が増えている点が印象的です。イベント業界でも同様に、「AIを導入していること」ではなく、「AIによってイベント品質をどう高められるか」が評価される時代になっています。

イベント運営にもAIエージェントが広がる

近年のAIは、「文章を書くAI」から「仕事を進めるAI」へと急速に進化しています。

イベント運営では、

  • スケジュール作成
  • タスク管理
  • 議事録整理
  • 関係者との情報共有
  • 問い合わせ対応

など、AIがプロジェクト全体を支援するケースが増えています。今後は、AIがイベントプロジェクトの一員として日常的に活躍することが、スタンダードになるでしょう。

今週のBizMICE Pick

AIは「イベント準備の時間」を減らす

イベント担当者が抱える課題は、企画そのものよりも、

  • 情報共有
  • 進捗管理
  • 関係者との調整
  • タスク管理

に多くの時間が費やされることです。これらはAIが最も得意とする領域です。

今後のイベントDXでは、「イベント当日の演出」だけでなく、「開催までの数か月をどう効率化するか」が競争力を左右するポイントになりそうです。

BizMICE Insight

展示会で紹介されるAIも、イベント運営で活用されるAIも、共通しているのは**”業務そのものを支援する存在”**へと進化していることです。

イベント担当者が本来注力すべきなのは、参加者にどのような価値を提供するかという企画や体験設計です。AIが定型業務を担うことで、人はより創造的な仕事に集中できるようになります。

編集部コメント

7月は生成AIやDXをテーマにした展示会が数多く開催され、**「AIをどう使うか」から「AIで何を実現するか」**へと業界の関心が移っていることが印象的でした。

8月以降もBizMICEでは、展示会・MICE・イベントテックの最新動向を継続的にお届けするとともに、「国内主要イベント・展示会カレンダー」と連携し、イベント担当者の実務に役立つ情報を発信していきます。