こんにちは。会場・貸し会議室の検索サイト「MICE会場マッチ」運営のライターチームです。
「社員旅行を企画しても参加率が低い」「若手社員が参加してくれない」――こうした悩みを抱える人事担当者や幹事の方は少なくありません。
従来型の温泉旅行や宴会中心の社員旅行は、価値観の多様化やワークライフバランス重視の風潮により、参加率の低下が顕著になっています。しかし、企画の工夫次第で社員旅行は今でも有効な組織活性化の手段となります。
本記事では、参加率向上につながる社員旅行の企画アイデアを10個ご紹介します。さらに、社員旅行によって企業が得られる具体的な効果についても詳しく解説していきます。

なぜ今、社員旅行の参加率が低下しているのか
働き方と価値観の変化
リモートワークの普及により、社員同士が顔を合わせる機会そのものが減少しています。その一方で、プライベートな時間を重視する傾向が強まり、休日を使った社員旅行への参加に抵抗を感じる社員が増えています。
特に若手社員の間では、業務外での社員との交流を負担に感じるケースが見られます。強制参加と受け取られるような旅行は、かえって社員満足度を下げる要因にもなりかねません。
多様なライフスタイルへの配慮不足
家族との時間を大切にしたい社員、育児や介護の事情を抱える社員、副業をしている社員など、ライフスタイルは多様化しています。従来型の一律参加を前提とした企画では、こうした多様性に対応できていません。
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参加率が上がる社員旅行企画10選
1. 日帰り型アクティビティツアー
宿泊を伴わない日帰り型の企画は、参加へのハードルを大きく下げます。土曜日の午前中から夕方までなど、時間を区切ることで予定を立てやすくなります。
企画例
- BBQとスポーツ大会の組み合わせ
- 工場見学とグルメツアー
- 自然体験とチームビルディング
日帰りであれば宿泊費がかからず、予算も抑えられます。家族との時間を確保したい社員にとっても参加しやすい形式です。
2. 選択制プラン
複数のプランを用意し、社員が好きなものを選べる形式です。全員が同じ行動をする必要がないため、興味関心の多様化に対応できます。
プラン例
- Aコース:温泉でリフレッシュ
- Bコース:アウトドアアクティビティ
- Cコース:文化・観光体験
- Dコース:グルメツアー
選択の自由を与えることで、押し付けられた感がなくなり、参加意欲が高まります。
3. 家族同伴OK型
配偶者や子どもの参加を認める企画は、特に子育て世代の参加率向上に効果的です。家族ぐるみの交流は、社員の帰属意識を高める効果もあります。
注意点
- 家族分の費用負担をどうするか明確に
- 子ども向けのアクティビティも用意
- 家族同伴と社員のみの参加者が混在する場合の配慮
4. 体験型ワークショップ
単なる観光ではなく、何かを学んだり作ったりする体験を組み込むことで、参加の価値を感じてもらえます。
体験例
- 陶芸体験
- そば打ち体験
- 酒造見学と試飲
- 農業体験
- 伝統工芸体験
作った成果物を持ち帰れることも、参加満足度を高める要素になります。
5. チームビルディング特化型
レクリエーションを主目的とした企画です。チーム対抗戦や協力型のアクティビティを通じて、部署を超えた交流を促進します。
アクティビティ例
- 脱出ゲーム
- 謎解きイベント
- スポーツ大会(ボウリング、ゴルフなど)
- 運動会形式のレクリエーション
仕事とは違う一面を知ることで、普段のコミュニケーションも円滑になります。
6. 自由行動時間を多めに設定
行程を詰め込みすぎず、自由行動の時間を十分に確保する企画です。集団行動を窮屈に感じる社員への配慮になります。
スケジュール例
- 午前:全体でのアクティビティ
- 午後:自由行動(観光、ショッピング、温泉など)
- 夕方:全体での食事会
自由時間があることで、気の合う同僚同士で過ごしたり、一人で過ごしたりする選択ができます。
7. テーマパーク・レジャー施設活用型
人気のテーマパークや水族館、動物園などを活用する企画です。目的地が明確で、個人でも訪れたい場所であれば参加動機になります。
メリット
- 幹事の準備負担が軽減される
- 施設内で自由行動が可能
- 年齢層を問わず楽しめる
貸切やグループ割引が利用できる施設もあります。
8. 地域貢献・社会貢献活動組み込み型
ボランティア活動や地域の課題解決に取り組む要素を含めた企画です。社会的意義を感じることで、参加への納得感が生まれます。
活動例
- 海岸清掃
- 森林保全活動
- 地域イベントのサポート
- 被災地支援
企業の社会的責任を果たしつつ、社員の一体感も醸成できます。
9. グルメ・食文化探訪型
食事を中心に据えた企画です。地域の名物料理や特産品を楽しむことを主目的とします。
企画例
- 酒蔵・ワイナリー巡り
- 市場見学と食べ歩き
- 農家レストランでの食事
- 料理教室と試食
食に対する興味は世代を問わず高く、参加しやすい企画です。
10. 短時間集中型(半日プラン)
数時間程度の短時間で完結する企画です。移動時間を最小限に抑え、地元や近郊で実施します。
企画例
- 午前中のみのアクティビティ+ランチ
- 夕方からの食事会+エンターテインメント
- 週末午後の体験イベント
時間的な負担が少ないため、参加へのハードルが最も低い形式です。
社員旅行によって企業が得られる効果
コミュニケーション活性化
普段の業務では接点の少ない部署や階層の異なる社員同士が交流する機会になります。リラックスした環境での会話は、職場での円滑なコミュニケーションにつながります。
特にリモートワークが定着した企業では、対面での交流機会として社員旅行の価値が見直されています。
チームワークの向上
共同でアクティビティに取り組んだり、非日常の体験を共有したりすることで、チームの結束力が高まります。この効果は、帰社後のプロジェクト推進にも良い影響を与えます。
社員のモチベーション向上
日頃の業務から離れてリフレッシュする機会は、心身の疲労回復につながります。また、会社が社員の福利厚生に投資していることを実感でき、働くモチベーションの向上にも寄与します。
企業文化の浸透
社員旅行を通じて、企業の価値観や文化を自然な形で共有できます。特に新入社員や中途入社の社員にとっては、企業文化を肌で感じる貴重な機会になります。
離職率の低下
社員同士の関係性が深まることで、職場への帰属意識が高まります。良好な人間関係は、離職を防ぐ重要な要素の一つです。
イノベーションの促進
異なる部署の社員が交流することで、新しいアイデアが生まれるきっかけになります。リラックスした環境での会話から、思いがけないビジネスアイデアが生まれることもあります。
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参加率を上げるための実践ポイント
早期の日程調整と告知
社員が予定を立てやすいよう、少なくとも2〜3ヶ月前には日程を確定し、告知します。複数の候補日を提示してアンケートを取るのも有効です。
任意参加を明確にする
参加は任意であることをはっきり伝えることが重要です。強制と受け取られないよう、不参加でも不利益がないことを明示します。
費用負担の透明性
会社負担の範囲と自己負担の有無を明確にします。予算の都合で自己負担が発生する場合は、金額と理由を丁寧に説明します。
事前アンケートの実施
行き先やアクティビティの希望、食事の制限、参加への要望などを事前に聞き取ります。社員の意見を反映させることで、満足度と参加率が高まります。
魅力的な内容の周知
企画内容を具体的に、魅力的に伝えることが大切です。写真や動画を使った案内や、過去の参加者の感想を共有するのも効果的です。
社員旅行企画を成功させる準備の流れ
3〜4ヶ月前:企画立案
目的の明確化、予算の設定、候補地のリストアップを行います。旅行会社への相談もこの時期に開始します。
2〜3ヶ月前:詳細決定と告知
具体的な行程を決定し、社員への告知を行います。参加希望のアンケートを実施し、おおよその参加人数を把握します。
1〜2ヶ月前:予約確定
宿泊施設、交通手段、アクティビティなどの予約を確定します。参加者の最終確認も行います。
2週間前:最終準備
参加者への詳細案内(集合場所、持ち物、スケジュールなど)を送付します。緊急連絡先の共有、保険の手配なども忘れずに行います。
当日:運営と記録
タイムスケジュールに沿って進行します。写真や動画での記録も、後日の振り返りや次回企画の参考になります。
終了後:フィードバック収集
参加者アンケートを実施し、良かった点と改善点を把握します。このフィードバックは次回企画の貴重な資料になります。
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社員旅行の代替として検討すべき選択肢
社員旅行の実施が難しい場合、代替となるイベントも検討できます。
日帰り社内イベント
会議室やイベントスペースを借りて、半日から1日のチームビルディングイベントを開催します。移動時間が不要で、予算も抑えられます。
イベント例
- ワークショップ形式の研修
- 社内運動会
- 部署対抗レクリエーション
- 交流ランチ会
部署単位の小規模旅行
全社一斉ではなく、部署やチーム単位で小規模な旅行を実施する方法です。日程調整がしやすく、参加率も高まります。
選択型福利厚生ポイント
旅行費用を福利厚生ポイントとして配布し、社員が自由に使える形にします。個人やグループでの利用が可能で、多様なニーズに対応できます。
企画会議や準備には適切な場所の確保が重要
社員旅行の企画を成功させるには、幹事や企画メンバーが集まって綿密な打ち合わせを行うことが不可欠です。行程の検討、予算の調整、参加者への案内内容など、決めるべきことは多岐にわたります。
こうした企画会議には、集中して話し合える環境が必要です。社内の会議室が空いていない場合や、より集中できる環境を求める場合は、外部の会議室を利用するのも一つの方法です。
また、社員旅行の代替として日帰りイベントを企画する際にも、適切な会場選びが成功の鍵となります。チームビルディング活動やワークショップを実施できる広さがあり、必要な設備が整った空間を選ぶことで、イベントの質を高めることができます。
まとめ
私たちの貸し会議室検索・予約サイト「MICE会場マッチ」では、企画会議に適した少人数向けの会議室から、日帰りイベントに対応できる大型のイベントスペースまで、目的に応じた会場を簡単に検索できます。
会員登録いただくと、仮予約機能や早期予約特典、専任スタッフによる会場選びの無料相談など、イベント準備を全面的にサポートするサービスをご利用いただけます。社員旅行や社内イベントの成功に向けて、まずは最適な会場探しから始めてみませんか。
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