【イベントDXの新常識 ~参加者体験から考えるイベントの未来~】第3回 イベントアプリは「便利ツール」から「体験基盤」へ
数年前まで、イベントアプリといえば「あると便利なもの」という位置づけだった。
紙のプログラムの代わりにタイムテーブルを表示したり、会場マップを掲載したりする程度の役割が中心で、「なくてもイベントは成立する」と考えられていた。
しかし現在、その位置づけは大きく変わりつつある。
イベントアプリは単なる情報閲覧ツールではなく、参加者体験そのものを支える「体験基盤(エクスペリエンス・プラットフォーム)」へと進化している。
イベントの情報量は年々増えている
近年のイベントでは、参加者が取得すべき情報は飛躍的に増えている。
例えば、
- タイムテーブル
- セッション情報
- 登壇者プロフィール
- 展示ブース情報
- 会場マップ
- スポンサー情報
- アンケート
- お知らせ
- ネットワーキング
- 資料ダウンロード
以前なら紙の冊子で十分だった内容も、イベントが複雑化するにつれ、紙だけでは対応しきれなくなっている。さらに、開催直前や当日にプログラム変更が発生することも珍しくない。こうした状況では、「リアルタイムに情報を届けられる仕組み」が欠かせない。
「必要な時に、必要な情報が届く」ことが価値になる
参加者は膨大な情報を求めているわけではない。求めているのは、「今、自分に必要な情報」である。例えば、午前中は
「受付はどこ?」
昼には
「次のセッションは何時から?」
休憩中には
「近くで面白そうな展示は?」
終了後には
「資料はダウンロードできる?」
と、必要な情報は時間とともに変化していく。
イベントアプリは、この変化に合わせて情報を届けられる。
だからこそ、参加者は迷わず行動でき、イベントへの満足度も高まるのである。







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