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2026.04.23

<導入事例>ベンダーロックインを打破、イベント運営の主導権を取り戻す——MICE Joyが実現した“内製化”の力

企業イベントの運営において、長年同じイベント会社へ委託し続けることは珍しくない。だが、その関係が固定化することで、思わぬ課題が生じるケースもある。今回紹介するのは、社内の表彰式イベントを長年外部委託してきた企業が、プロジェクト管理ツール「MICE Joy」を活用することで、いわゆる“ベンダーロックイン”から脱却した事例だ。

株式会社ゼンプラス導入事例

■背景:変えたくても変えられない構造
同社は、毎年定期的に表彰式イベントを開催していた。運営は特定のイベント会社に長年委託しており、実績もあることから大きな問題はないと考えていた。しかし近年、運営の質にばらつきが見られるようになり、「他社への切り替え」を検討し始めたという。
ところが、ここで大きな壁に直面する。
イベントの進行、各種手配、関係者調整などのノウハウが、すべて委託先企業側に蓄積されていたのだ。発注側には詳細なプロセスが残っておらず、「何をどう進めているのか」を完全には把握できていなかった。
結果として、
• 切り替えリスク(スイッチングコスト)が高い
• 新規ベンダーへの引き継ぎが困難
• 結果として発注金額が高止まり
という状況に陥っていた。まさに、ベンダーロックインの典型例である。これはイベント領域に限らず、多くの外部委託業務に共通する課題でもある。

■ 転機:「MICE Joy」によるプロジェクトの可視化
この状況を打破するため、同社はある回のイベントから「MICE Joy」を導入。イベントプロジェクト全体をツール上で管理する方針へと転換した。
具体的には、
• 必要なタスクの洗い出し(WBS化)
• 各タスクの進行状況の可視化
• 担当者・期限・成果物の明確化
• 実行プロセスや調整履歴の蓄積
といった取り組みを徹底した。
これにより、これまでブラックボックス化されていたイベント運営の中身が、社内で「構造化された情報」として蓄積されていった。

■ 効果:ノウハウの“内製化”がもたらした変化
最も大きな変化は、次回のイベントで現れた。
次回開催では、あえて新たなイベント会社へ発注を切り替えた。。その際、前回のイベントで蓄積したWBSと各種資料を「MICE Joy」上でそのまま共有した。そのイベント会社がzenplusだ。担当者は話す。「MICE Joyによって前回の運営状況を把握できました。イベント運営は主催企業によって力を入れるポイントが違っていたりするのですが、その辺りがよく理解でき、新規のイベントでも非常にやりやすかったです」
その効果は、数値と運営品質の両面で明確に表れた。
• 引き継ぎに伴う大きな混乱は発生せず
• プロジェクトはスムーズに進行
• 運営コストは前回より削減
つまり、特定のベンダーに依存せずとも、同等以上の品質でイベントを実施できる体制を確立できたのである。

■ 本質的価値:主導権は「情報」を持つ側に
この事例が示すのは、単なる業務効率化ではない。本質は「ノウハウの所在」にある。
従来はイベント会社に帰属していたノウハウが、「MICE Joy」の活用により発注側の資産へへと転換された。
これにより、
• ベンダー選定の自由度向上
• 価格交渉力の強化
• 品質に対するコントロール力の確保
といった経営的メリットが生まれている。

■ ベンダーロックインからの解放という選択肢
同じイベント会社に長く依頼し続けること自体は、必ずしも悪ではない。しかし、その関係が固定化し、ノウハウが外部に偏在する状態は、企業にとってリスクとなり得る。
「MICE Joy」は、イベントプロジェクトを“見える化”し、“蓄積”し、“再利用”可能にすることで、そのリスクを構造的に解消する。今回の事例は、イベント運営における主導権を取り戻すための一つのモデルケースと言えるだろう。
イベントはもはや「委託する業務」ではない。
企業にとっての「資産化すべきプロジェクト」である。

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